現在docomoを使っている方は、いろいろな面で、格安SIMへの乗り換えハードルが他キャリアより低くなっています。そのため、楽に格安SIMに乗り換えられるチャンスです。
では、docomoから格安SIMに乗り換えた場合、一体いくら金額が安くなり、どの格安SIMが一番お得で、どうやって乗り換えれば良いのでしょうか?全て解説します!!
【保存版】docomo→格安SIMの場合の価格比較2016
docomoの料金プラン
docomoと格安SIMの比較といっても、プラン選択は人によって様々です。そこで、docomoのプランの仕組みについて簡単に見てみましょう。
基本料金 |
カケホーダイプラン(2年縛りあり):税抜2,700 円 カケホーダイライトプラン(2年縛りあり):税抜1,700 円 データプラン(2年縛りあり):税抜1,700 円 |
+
パケット容量 |
2GB:税抜3,500 円 5GB:税抜5,000 円 8GB:税抜6,700 円 シェア5GB:税抜6,500 円 シェア10GB:税抜9,500 円 シェア15GB:税抜12,500 円 シェア20GB:税抜16,000 円 シェア30GB:税抜22,500 円 |
+
プロバイダ料(必須) | spモード:税抜300円 |
(docomo公式サイトより抜粋)
docomoの料金プランは基本料金+パケット代+プロバイダ料で構成されています。ちなみに、カケホーダイプランとは、通話がし放題、カケホーダイプランライトとは、1回5分以内の通話ならし放題になるというプランです。
これらの合計金額が月額料金となるため、割引等含めてもdocomoの月額は5,500円〜8,000円ほどになってしまいます。
表を見て頂ければわかるように、キャリアはとにかくパケット代が高い!!。この、使用量に応じたパケット料金が、docomoの大きな収益源となっています。
格安SIMに乗り換えた場合
上記の料金プランでスマホ利用している方が、格安SIMに乗り換えた場合、いくら安くなるのでしょうか?
電話やネット利用が多いヘビーユーザーの場合
現在docomoで電話もネットも多く利用する方は、例えばカケホーダイライトプラン(1,700円)+8GBパケット代(6,700円)+プロバイダ料(300円)=8,700円ほどの月額料金になります。
これを、例えばDTI SIMの同等プランに置き換えた場合、でんわかけ放題(780円)+ネットつかい放題(2,900円)=3,680円となります。
両プランの差額は5,020円/月で、実にスマホ代が半額以下になることがわかります。(参考画像↓)
電話やネット利用があまり多くないライトユーザーの場合
docomoの場合、カケホーダイライトプランとデータプランの料金が同じなので、『ライトユーザーなのにスマホ代が割高になってしまう』といったデメリットがあります。
例えば、通話はLINEで十分、ネットはSNS程度、といった方でも、データプラン(1,700円)+2GBパケット代(3,500円)+プロバイダ料(300円)=5,500円になります。
これを、例えばDMMモバイルの同等プランで申し込むと、2GBパケット代=700円のみになります。差額はなんと4,800円で、8分の1の月額料金ということになります。
機種代を入れるとどうなるの?
そんなに安いの!?と思われるかもしれませんが、端末を新しく買う場合、この差額は少し違ってきます。というのも、キャリアのプランでは、端末代の分割代金を月々の割引で相殺し、実質0円に近い価格で提供する、というパターンがほとんどだと思います。
格安SIMの場合、端末を分割購入すれば、その分割料金はしっかり月額料金に上乗せされます。そのため、端末を買った場合は、上記格安SIMプラン+端末分割代を支払うことになります。
ただ、docomoの場合、『パケット代の中に端末分の利益も含まれている』という裏事情があるため、格安SIMで端末代を支払ってもなお、格安SIMが安いことには変わりありません。
例えば、3万円の端末を24回払いにした場合、月々の支払いは1,250円になります。上記の比較で差額が5,020円や4,800円であったことを考慮すると、未だその差は大きいと言えるでしょう。
解約料を払ってでも乗り換えた方がいいの?
docomoの契約では、2年間ごとの更新月が存在し、それ以外に解約や乗り換えしようとすると、9,500円の解約金が発生してしまいます。そのため、更新月以外の乗り換えがもったいなく感じられ、「乗り換えるなら更新月に」という考えが当然のようになっています。
ところが、格安SIMへの乗り換えの場合、解約金を払った方がお得になる場合が多いです。なぜなら、今より月額5,000円安くなるなら、解約金は2ヶ月で元が取れるからです。
解約金がもったいないから、と高い月額を払い続け、更新月まで我慢したとしても、それまでに支払ったパケット代で、何万円も損をしていることになってしまいます。
ここに関しては、自分の更新月や、機種代の残額がいくら残っているのかを把握した上で、今乗り換えるべきかどうか判断しましょう。更新月までまだ3ヶ月以上ある場合、大抵は解約金や残りの機種代を払った方が安くなることが多いです。
docomoから乗り換える場合のオススメ格安SIM
docomoから格安SIMに乗り換える場合、端末をそのまま利用して乗り換える方が多いです。というのも、格安SIMはdocomoの回線をレンタルしてサービスを提供している会社がほとんどのため、docomoで買った端末をそのまま利用できるのです。
これは、docomoから格安SIMへの乗り換えがしやすいポイントのひとつになっています。自動的に、選べる会社の選択肢も多くなっているため、自分に合った会社が探しやすくなっています。
格安SIMを選ぶ際は、用途によってオススメが変わってくるのですが、通信速度・信頼度・コスパなどを含めて総合的に判断すると、実際のところmineo、DTI SIM、DMMモバイル、TONEモバイルの4択なのかな、と感じています。au回線を使用したUQ mobileもオススメですが、今回はdocomoからの乗り換えということで割愛します。
上記の4社を用途別に簡単にまとめると、下のようになります。
mineo | 通信速度や信頼性に優れ、独自サービスも豊富でNo.1の顧客満足度。バランスが良くオールマイティな用途に。 |
DTI SIM | つかい放題プランが特徴の会社。電話やネットを良く使うヘビーユーザーに最適。 |
DMMモバイル | 業界最安値の料金プランで、安さにこだわる方にオススメ。ライトユーザーに最適。 |
TONEモバイル | 家族で乗り換える方、子どもに持たせる方にオススメ。安さ・安全性・独自の機能で家族間の新たなツールに。 |
大きく分けて、電話を多く使うのかどうか、通信容量を多く使うかどうかで選ぶ会社が違ってきます。自分にはどの会社が合っているかチェックしてみてください!(※TONEモバイルは端末購入が必須の会社になります。)
上の会社名をクリックすると詳細と公式ページが見れるので、詳しい情報はそちらでご覧ください!
docomoから格安SIMへの乗り換え(MNP)方法
電話番号を変えずに格安SIMに乗り換える(MNPする)時は、事前に準備するべき注意点を満たした上で、乗り換えるようにしましょう。(詳しくは格安スマホに乗り換える時の解約・乗り換え手順解説の記事をご覧ください)
多いのは、クレジットカードが無くて申し込めないパターンですので要チェックです。特に問題がなければ、各社の公式サイトより申し込みをし、SIMカードが自宅に届くのを待ちましょう。
SIMカードが届いたら、端末にセットし、説明書通りに初期設定と回線切り替えの手続きをすれば、回線が切り替わります。回線切り替えが終わる瞬間までは以前のSIMカードで通信可能ですのでご安心ください。
まとめ
docomoの場合、回線種類の問題や、解約手続きの手間が他社より少ないので、スムーズに乗り換えすることが可能です。価格面のメリットも非常に大きく、毎年多くのdocomoユーザーが格安SIMに乗り換えているようです。
特に、端末をそのまま使いたい方は、docomoなら障害無く乗り換えできるので、ぜひ格安SIMへの乗り換えをご検討してみてはいかがでしょうか^^