私がキャリアを捨てて格安SIMに乗り換えたのは値段の違いが一番ですが、それ以外に「キャリアのユーザーを馬鹿にした態度に嫌気がさしたから」という理由もけっこう大きな割合を占めていました。
わかりづらい料金体系や解約できない仕組みに加え、解約時の妨害工作も本当にひどかったです。ユーザーを金づるとしか思ってないのでしょうが、同じような妨害を受けた人がもう一度そのキャリアに戻りたいと思うことはきっとないことでしょう。
私が格安SIMに乗り換える前のau時代、実際に体験した解約妨害工作について書きたいと思います。この時はいくつかの不運も重なって、最終的に解約するまで時間も体力も消耗しました。
結果的には、企業自体への不信感を強めて乗り換えすることとなり、私が今後キャリア(au)へ戻ることは二度と無いでしょう。
キャリア解約までの大まかな流れ
まず、私の場合は、auからのMNPで、mineoの音声通話付きプランへ乗り換えしました。auから格安スマホへの乗り換え手順はザックリとは次のような流れ。
①キャリア側に電話or店舗に行き、MNP転出したい旨を伝える
↓
②MNP転出番号を発行してもらい、控える
↓
③格安SIM(mineo)側に番号を伝え、契約
このような流れになっているんですが、具体的な流れについて、順を追って詳細にお伝えしたいと思います。
Road to MNP〜修羅の道〜
解約までの道
まず、最初の段階でひとつ疑問に思うことがありました。以前、docomoからauに乗り換えした時はdocomoの公式サイト上でMNP番号発行が完結したんですよね。
ですので、auも当然ネットでMNP転出できるものと思っていました。ところが調べてみると、たしかにdocomoはネットで可能なのに対し、auはネット転出不可とのこと。(ガラケーの方はezWebで可能)
ちなみに、電話をする際はMNP専用の電話番号に電話しなくてはならず、受付時間は9:00〜20:00。バリバリの勤務時間中です・・・。めんどくさく思いながらも、空き時間を見計らって電話での手続きをすることにしました。
(店舗に行くのはそれこそ時間が無駄ですし、絶対引き止めのキャンペーン勧誘などをされると思ったのでナシでした。)
そして、ここからが地獄の始まりです。このMNP専用ダイヤルが本当に悪質です。
電話をかけると、
止むを得ず待ちます。ちなみに、待っている間、auのお得なキャンペーン情報なるものがずっと流れています。
そして、本当に15分ほど待たされ、オペレーターの方が登場。早速、MNP転出したい旨を報告。本人情報の確認。すると、
これはおかしいです。なぜなら、2年縛りを毛嫌いする私は、そもそも2年縛りのあるプランには加入していませんでした。そのことは事前に確認済みであり、数ヶ月前にもサポートセンターに電話し、解約のタイミングは自由であるとのお墨付きをもらっていたのです。
指摘された日には心当たりがありました。契約者の名義変更を行った日です。実は、諸事情で名義変更をする必要がありまして。格安スマホへのNMP後は名義変更できない場合が多いので、その前に名義変更をしていたんですね。
でも、店舗で行った手続きは名義変更のみ。もちろんプランの変更なんてしていません。
MNP専用ダイヤルは、下請けの担当なのでしょうか?詳しい話はあまりわからないようで、店舗に直接問い合わせることに。問い合わせた結果、店舗側のミスであることが発覚。名目上は解約金を払う形で転出し、実際の請求は行わないように手を回してくれるとのこと。
まあ結局は事なきを得て良かったのですが、名義変更を考えている方は要注意です。
そして後日、またNMP専用ダイヤルに電話するのですが、なるべく電話の集中しない時間にかけてやろうと思い、15時くらいに電話。
無事、MNP転出番号を手に入れることができました。
契約までの道
MNP番号を手に入れたら、早速mineoの公式ホームページから契約申請です。利用プランを選択し、MNP番号を入力。本人確認の免許証画像をアップして、申し込み終了。
数日後、SIMカードが届きます。
(※ちなみに、docomo回線系のMVNOだと、この間スマホ使用できなくなるので注意。au回線系のMVNOなら、回線切り替え直前まで使用できるようです。mineoはdocomo回線とau回線を選べるのですが、回線品質や企業イメージ(苦笑)のこともあり、私はdocomo回線にしました。ちなみにdocomo回線の方が月額80円だけ高かったです。)
SIMカードが届いたら、端末に差し込み、同梱されていたバーコードを読み取り、専用ソフトウェアをインストール。その後、ネットでmineoのマイページにログインし、回線切り替え申請。端末の電源を切り、一時間後に再起動してみると、回線が繋がっていました。
念願の、乗り換え完了です。
まとめ
長々と書いてきましたが、これでもけっこう端折ってます。実際は、解約時にもっと細かい手続き部分で足踏みをし、MNP番号を手に入れるまでに数日かかりました。
何より悪質だと感じたのは、MNP専用ダイヤルの存在です。社会人にとっては、9:00〜20:00の間にまとまった時間を確保するだけでも大変です。そんな中、電話をしても15分電話口で待たされるのは、相当な負担です。
auサポートにはすぐ繋がるのに、MNP専用ダイアルがそんなに常に混み合っているなんて、さすがにおかしいと思いました。事実の有無に関わらず、解約を妨害するための工作ではないかと感じてしまいました。
もしくは、解約するような人のために、人件費を使いたくないということなのでしょうか?それならネットで手続きできるようにすれば良い話ですし、いづれにせよ、こっちの印象からすれば、auという会社そのものへの信頼が低下した事実には変わりはありません。
以上、私が実際にauを解約し、格安スマホに乗り換えるまでの実体験のお話でした。キャリアからの転出時は、何かとハードルが多いですが、その分解放感も大きいので、めげずに頑張ってみてください。(笑)